近年、プラスチック3Dプリンターや金属3Dプリンターといった、アディティブマニュファクチュアリング(AM)を利用した部品を目にする機会が急増していますが、セラミック業界でもセラミック3Dプリンターの試みは長年の挑戦となっております。ここ数年で、技術が急速に進化しており、工業用としても従来の切削、射出成形品に近い精度、密度のセラミックが製作できるようになりました。
この度西村陶業でも、セラミック3Dプリンターによる成形品を使った工業用セラミック部品の試作を開始しました。
主な用途、市場
- 金型が必要な部品の試作
- 射出成形品の試作品
- 従来の製造方法(切削加工や射出成形)では製作できなかった複雑形状部品の製造
- これまでセラミック業界ではありえなかった、中空構造のセラミック部品の製造
- セラミックス製の人工骨
特徴
スポット径と積層厚みは10ミクロンと従来のセラミックプリンタより高精度、西村陶業の理論密度の95%以上まで緻密となります。
イニシャル費用が不要で、短納期での試作品製造が可能です。
材料
アルミナ99%グレードやジルコニアはもちろんのこと、多様な材質で製造が可能です。未テスト材料については、テスト期間が必要となります。3Dセラミックプリンターを製造方法のラインナップに加え、工業用セラミック部品製造の技術をより一層磨いてまいります。
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