脱脂炉への小型脱臭装置取付例 |
小型脱臭装置
西村陶業の小型脱臭装置は、セラミックスに酸化白金を定着(担持)させた触媒(キャタミック®)を使用し、触媒燃焼法により有毒ガスを分解しています。
酸化白金触媒は熱反応を利用した吸着剤のように再生の必要がなく、また水洗処理のように廃水処理の必要がないため、経済性に優れています。
経済性と触媒(キャタミック®)の性能向上により、脱臭装置の小型化を実現しました。
小型脱臭装置はプラスチック成型加工場、塗装場、合成工場等で排出される有害ガスの除去に向いています。
特長
- 高活性な酸化白金触媒を使用しているので、高い脱臭効果があります。
- 小型でコンパクトなので据え付け場所を選びません。
- 低温酸化のため、窒素酸化物(NOx)の発生がほとんどありません。
- 触媒の取付・取り外しが容易で、保守点検が簡単です。
- 装置はステンレス製で、運転温度も低いため耐久性があります。
- セラミックスへ酸化白金を定着させているため、高耐久で耐熱性に優れ触媒の寿命が長くランニングコストを抑えることが出来ます。
※有毒ガス中に含まれる硫化物・金属・ガスは前処理で除去する必要が有ります。
※キャタミック®は西村陶業の登録商標です。
脱臭例
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悪臭ガス成分 脱臭前濃度
(ppm) 脱臭後濃度
(ppm) 脱臭効率
(%) トルエン 1350 1.35 99.9 スチレン 460 5.16 98.8 フェノール 125 0.62 99.5 ホルマリン 32 0.12 99.6 青酸 20 0.1 99.5 アンモニア 150 1.5 99.0 アクリルニトリル 213 3.2 98.5 ピリジン 120 0.24 99.8 カプロラクタム 200 3.2 98.4 ブタジエン 340 5.1 98.5 酢酸エチル 120 2.64 97.8 イソブチルアルコール 630 12.6 98.0 プロピレン 212 1.9 99.1