チタン酸アルミニウム(N-420)は、Al2O3とTiO2の2成分で構成されるセラミックスで、アルミ溶解用のルツボに代表される金属の熔湯(ようとう)に対し優れた非濡れ性を発揮します。
特長
・耐火度が1500℃と高く熱膨張係数も0.7×10‐6/℃と極めて小さい特徴を併せ持つところから急熱に対して最も強い性質を持っています。
・耐熱衝撃性に優れているのでバーナーチップ・ノズル・ルツボ等耐熱衝撃材料としての用途があります。
・金属の熔湯(ようとう)に対して優れた非濡れ性を発揮します。
・マシナブル加工にも対応可能です。
チタン酸アルミニウム(N-420)の特性
特性 | 代表値 |
ニシムラNo | N-420 |
主成分 | Al2O3・TiO2 |
カサ比重 | 3.3 |
吸水率 | <2.0% |
曲げ強度 | 39 MPa |
圧縮強度 | 176 MPa |
体積固有抵抗 | 3.8×1010 (酸化焼成) |
熱膨張係数 | 0.7×10-6/℃ |
熱伝導率 | 1.5W/m・K |
耐熱衝撃性 | 350℃ |
最高使用温度 | 1500℃ |
チタン酸アルミセラミックス加工品
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